楽譜と羊皮紙文書

聖堂博物館と隣接の資料館「大司教ニコーラ・マルジョッタ館」は2006年、文化財・環境保護省より歴史的価値が認められた、重要な文書類を保管・管理、また教会所有の羊皮紙にかかれた典礼用写本の数々を収める貴重な資料館です。

資料館では1348~1730年の品で1998年に修復された、160の文書類、300冊の正経書、34通の様々な書簡、さらに53冊の羊皮紙写本を保存しています。それぞれの内容は教皇の贖宥、ローマ教皇庁の通達、ターラント大司教からサン・マルティーノ教会司祭への特権認可、真正の聖遺物や世俗財産をサン・マルティーノ教会に寄進する旨を記した公正証書類です。

1600年代末とその1世紀後に編集、多くの章が収集された大変かさばる、Platea reverendissimi Capituli civitatis Martinaeは手書きの約1000枚の紙で構成された、特に重要な文書であることが、歴史家、ジョヴァンニ・リウッツィの研究により明らかになりました。そこにはサン・マルティーノ教会、さらにはマルティーナ・フランカ市と市の著名人の全てのニュースが収集されています。

この遺産にはさらに、いくつかの典礼用楽譜も含まれます:15~18世紀の3冊の手書きの聖務日課書、2冊の詩編、5冊の手書きのグラドュアル応答歌楽譜、2つの印刷物;17~18世紀に制作された4つの交誦聖歌集の内、2つが印刷されたものです。

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